赤外線リモコンの働きを調べます。

赤外線リモコンから出る赤外線を調べる

赤外線リモコンから赤外線が出ています。その赤外線をいろいろな方法で調べます。

赤外線リモコン

テレビのリモコンなどの通信に使われています。
送信側(リモコン)はボタンが押されるとそのボタンに応じたビットパターン(1001001など)に合わせて赤外線LEDを一定周期で点滅させます。
テレビなどの受信側(赤外線センサ)は送信側の赤外線のビットパターンを受け取りチャンネルを変えたりします。
ビットパターンはNECフォーマット、家製協(AEHA)フォーマットやSONYフォーマットなどの規格があります。

赤外線を見る

目で見る

リモコンから出る赤外線の点滅をスマホやパッドのカメラで見ることができます。
(対応していないカメラもあります。)
Ipadの場合は自撮りカメラ(インカメラ)を使います。
カメラに向けてリモコンのボタンを押すと紫色の光が見えます。

赤外線リモコン受信モジュールで調べる

赤外線受信モジュールで赤外線とらえて、どんな周期で点滅しているかオシロスコープで波形をみます。
赤外線リモコン受信モジュールOSRB38C9AA

オシロスコープ
オシロスコープは電気信号をグラフとして表示する機器です。
配線図
電源(プラス)   正面に向かって右側
電源(マイナス)  正面に向かって中央
信号        正面に向かって左側

 

測定
電源を入れてDSO-TC3にプローブつないで測定します。

赤外線リモコンを受信モジュールにむけてボタンを押すと波形が現れます。

矩形波(四角形のような形をした波)が出ているのが分かります。
ボタンによって形が変わる?
距離は、どこまで届く?
いろいろ調べてみましょう。

おまけ

DSO-TC3でも赤外線リモコンの情報を得ることができます。
メニュー→Tools → 5.IR Decodeにしてリモコンのボタンを押すとUserCodeとDataCode情報が表示されます。

自由研究

テンテン
テンテン

赤外線リモコンは赤外線LEDを使って作ることができます。
受信モジュールと合わせて、いろいろなものをリモコン操作できるようになります。